秋篠宮ご夫妻は17日、神戸市中央区の兵庫県公館で開かれた追悼式典への出席を前に、地域の防災活動や被災者支援などを手掛けてきた県内4団体の関係者と懇談された。阪神・淡路大震災以降続けてきた活動を真剣な表情で聞き入った。
尼崎小田高校普通科看護医療・健康類型(尼崎市)の3年生、網彩稀さん(18)と奥村しえりさん(17)が地域住民を巻き込んだ防災劇や防災マップづくりなどを説明すると、ご夫妻は何度もうなずきながら「マップ作成にはどのくらいの時間がかかりますか」などと熱心に質問を重ねた。
神戸市北消防団、北淡震災記念公園震災の語りべボランティア(淡路市)、NPO法人神戸まちづくり研究所(神戸市)の関係者とも懇談した。(前川茂之)