■地域に公教育を応援する風土を/子どもの個性、つぶさない
ユニークな授業や学校が楽しくなる工夫などの事例を共有する「オモロー授業発表会」が全国に広がっている。主催するのは地域の保護者や住民たちで、開催回数は約200回に達した。教師が発表するだけでなく、それを受けて参加者が意見交換をする時間もある。教師のなり手不足など暗い話題が多い教育現場だが、草の根の動きには希望が感じられる。この取り組みは、何を目指しているのか。高校教師で、発表会全国実行委員長を務める坊佳紀(ぼうよしき)さん(33)に聞いた。(森 信弘)
-オモロー授業発表会に関わるようになった経緯は?
「発表会は2023年4月から大阪で始まりました。教育に関心のあった会社経営者らが発起人となって開いたんです。当時、学校を休職して大学院生だった僕はその経営者と知り合いで、話は聞いていました。数回やってネタが尽きたと言うので、面白い先生は山ほどいるから東京でやろう、と提案したんです。学校経営の研究を通して全国の教員とつながりがありましたから。関わりはそこからですね」