■耕作しやすい農地に改良/レンタルで初期投資を小さく
高齢化で農家が減少する中、耕す人がいなくなった田んぼの受け皿として、大規模農家が果たす役割が高まっている。コメ作りに取り組む兵庫県内の大規模農家25人でつくる株式会社「兵庫大地の会」(姫路市)は、メンバーの耕作農地の総面積が933ヘクタールと、阪神甲子園球場242個分にまで広がってきた。「令和の米騒動」で米価が高止まりし、品薄感も残る今、代表の衣笠愛之さん(64)に聞いてみた。地域のコメ作りを次世代につなぐため、講じるべき手だてとは?(長尾亮太)
-「大地の会」はどんな会社なのですか。