試合時間4時間55分。その激闘は今も高校野球史に刻まれる。1933(昭和8)年8月19日。甲子園球場(西宮市)で行われた第19回全国中等学校優勝野球大会準決勝。明石中(現明石高)と中京商(現中京大中京高)の一戦は延長二十五回に及んだ。
両校無得点のまま緊迫の展開が続く。九回裏、明石中は無死満塁の窮地を脱し、中京商は延長十五回表、2死満塁のピンチをしのぐ。双方の攻防を固唾をのんで見守るファン。当時、十六回までしか表示できなかった甲子園のスコアボードは十七回以降、簡易の得点板が継ぎ足された。
試合時間4時間55分。その激闘は今も高校野球史に刻まれる。1933(昭和8)年8月19日。甲子園球場(西宮市)で行われた第19回全国中等学校優勝野球大会準決勝。明石中(現明石高)と中京商(現中京大中京高)の一戦は延長二十五回に及んだ。
両校無得点のまま緊迫の展開が続く。九回裏、明石中は無死満塁の窮地を脱し、中京商は延長十五回表、2死満塁のピンチをしのぐ。双方の攻防を固唾をのんで見守るファン。当時、十六回までしか表示できなかった甲子園のスコアボードは十七回以降、簡易の得点板が継ぎ足された。