31日夜、東京五輪の重量挙げ男子96キロ級に出場した兵庫県三木市出身の山本俊樹(29)はジャークで失敗し、記録なしに終わった。自身初の五輪は無念の結果に終わったが、スナッチでは日本記録の168キロをマークするなど奮闘。ジャークでも最後まで諦めない姿勢を貫き、地元三木市からは温かい声援が送られた。
常に世界を意識し、地道に肉体と精神を鍛えてきた日々の全てを、東京五輪で表現した。右すねの骨の痛みに耐えて戦い抜いた山本は「全て出し切った」と目を潤ませた。
自国開催の五輪で、日本男子37年ぶりのメダルを目標に掲げていた。いつも通り、台の前で一礼し、バーベルへと進む。肩を少し上げて大きく一呼吸し、右からバーベルを握る。染みついたルーティンで平常心を保ち、スナッチは3本とも成功。メダル圏内と9キロ差で得意のジャークにつなげたが、「痛みが強く、試技ができる状態ではなかった」と唇をかんだ。
前回のリオデジャネイロ五輪は代表選考につながる大会で失格して出場を逃したが、「努力次第だ」と思い直し、心の整え方を模索。練習からルーティンを意識することで、いつも同じような精神状態で臨めるようになった。
肉体強化は「重量級の日本選手が戦う場合、体づくりに20年かかる」と分析し、特に太ももとお尻の筋肉を重視。「突き詰めて考え、基本に戻った」とスクワットで脚力を鍛え、世界一と言っても過言ではない下半身の強さを身に付けた。
競技の魅力を伝えたいという思いを抱いていたが、「結果的に見せられなかったのは申し訳ない」と心残りもあった。激闘を終え、「まずはしっかりけがを治したい」と自分に言い聞かせた。(金山成美)
■家族や後輩応援「よく頑張った」 母校・三木東高
母校の三木東高校(三木市別所町小林)では、家族や恩師がインターネット中継を見守り、「諦めず、よく頑張ってくれた」と、ねぎらいの言葉を送った。
同校敷地内の「武塚会館」に父英雄さん(70)、母芳江さん(65)、弟秀樹さん(27)やウエートリフティング部員ら40人が集まった。同部の部訓「耐えて勝つ」のTシャツを着て応援した。
山本は前半のスナッチを3回連続で成功させ、日本記録を2度更新。手を合わせて祈るように見つめていた芳江さんは、手をたたいて喜び、表情を変えずに映像を見つめていた英雄さんも思わず拍手を送った。
後半のジャークでは2回続けて失敗。足の痛みに耐えながらも最終3回目の試技に向かう山本の姿に、会場は拍手に包まれた。英雄さんは「棄権するかなと思ったけど、諦めずに頑張ってくれた」とたたえた。
1984年ロサンゼルス五輪銅メダリストで、高校時代の山本を指導した小高正宏さん(61)は「自分はメダルを取ったが、五輪は1回しか経験していない。2、3回目の五輪を経験してほしい。3年後(パリ大会)を楽しみにしています」と期待を込めた。(長沢伸一)

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