コープこうべ 学生の感想
伊藤樹里さん(大学院海事科学研究科2年)
最近、SDGsは「太く短い」から「細く長い」生活スタイルにシフトすることだと考えています。余裕がない時や問題意識がない段階では「その時」を乗り越えることに必死で、品質や背景まで気が回らない、もしくは目をつぶってしまう人が多いと思います。
食品購入を例にしたお話がありましたが、見た目だけでなく、新鮮さや体に良いかなどの裏付けは「遺伝子組換えではない」「○○県産」といった生産・調理過程の表示です。エネルギーも同様に、発電源や発電場所に興味を持つべきだと思いました。ニーズが変われば供給方法も変化し、将来的に価格安定につながれば、と想像しました。
小城戸愉子さん(国際人間科学部1年)
小水力発電所の運営に携わっている方々は、専門家がいない中で、他の発電所への見学などあらゆる方法で発電事業に真摯に取り組んでいると感じました。また、コープこうべSDGs推進室の方が「ただ再生エネルギーを売るのではなく、つくられた電気に関係している人の思いや、事業の意義や経緯を組合員に知ってもらう『伝える』活動をすることが大事」と強調していたのが大変印象的でした。現在、さまざまな商品で生産過程の「見える化」が重要視されてきていますが、電力販売でも、「どこから電気が届けられているのか」という地域性が、一つの観点としてあることを知ることができました。