大阪ガスと東邦ガスは2日、伊藤忠商事など3社と、米国ネブラスカ州でのe-メタン(合成メタン)製造事業の実現に向けた共同開発契約を締結したと発表した。製造容量は年間約7万5千トンの計画で、世界最大級だという。2030年度中の調達を目指す。
再生可能エネルギーからつくる水素とバイオマス由来の二酸化炭素(CO2)から合成メタンを生成する。米国内の既設のパイプラインや液化天然ガス(LNG)基地を活用し、日本に運ぶ。
都市ガスの原料であるメタンを水素とCO2からつくる合成メタンは、脱炭素の鍵を握る次世代のガスとして期待される。既存の設備で一般家庭に供給できるのもメリットだ。
























