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「神戸ちゃん」(右)と「姫路ちゃん」(左)に挟まれた「東播磨ちゃん」(兵庫県東播磨県民局CM動画より)
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「神戸ちゃん」(右)と「姫路ちゃん」(左)に挟まれた「東播磨ちゃん」(兵庫県東播磨県民局CM動画より)

 兵庫県南部の3地域を「東播磨ちゃん」「神戸ちゃん」「姫路ちゃん」とし、3人の女性アイドルグループに見立てたPR動画を、県東播磨県民局が動画配信サイト「ユーチューブ」で公開した。東播磨ちゃんは2人に比べて魅力に乏しいキャラクターに設定。異例の自虐的PR動画に同県民局は「ネット上の炎上は覚悟の上」と意気込んでいたが、東播磨地域の明石市から「明石はそんなにマイナーな街ではない」と猛抗議を受け、動画配信を停止する事態になっている。

 動画は3人グループ「HYOGO(兵庫)」のメンバーで、明石、加古川、高砂市、稲美、播磨町の3市2町を擬人化した「東播磨ちゃん」の成長物語。

 異人館など華があるリーダーの神戸ちゃんや、城という魅力を持つ姫路ちゃんと違い、自分に自信がない東播磨ちゃん。「(押しが)弱い」と怒られ、「何らかの魅力があるはずよ」と周囲に励まされながら、明石の明石焼や加古川のかつめし、高砂の焼き穴子などに気付き、自信を持つようになる。

 東播磨県民局は「神戸と姫路の間に埋もれ、東播磨地域は知名度が低い」と指摘し、自虐ネタを前面に出すことで目を向けてもらおうと試みた。制作費に約500万円かけた。

 3月の公開から約1カ月間で、再生回数は7千回を超え、手応えは上々。ところが今月20日、明石市の泉房穂市長が自虐表現を巡り、「市民から批判が出ている」と、同県民局の四海達也局長に直接抗議した。同市長は「B-1グランプリスペシャルで優勝するなど、明石は全国ブランド。胸を張って発信したい」と訴え、「そもそも県民局目線ではなく、自治体ごとにPRすべきだ」と強調した。

 これを受け、同県民局は同日から配信を停止。現在は再開に向け、明石市に関連する画像をカットするなどの対策を検討している。四海局長は「ネット上では、動画に好意的な意見が大半を占め、再開を求める声もある。観光客誘致のため、多くの人に見てもらえるようにしたい」と話している。(本田純一)

 【泉房穂・明石市長の話】 動画について、市民から多くの批判が出ている。B-1グランプリスペシャルで優勝するなど、明石は全国ブランド。そこまでマイナーではない。好循環、好調な街だ。自虐ではなく、明石焼などを、胸を張ってPRしたい。そもそも「東播磨」という県民局目線ではなく、市民目線に立ち、自治体ごとに、良さを発信すべきではないか。

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