ひょうご経済プラスTOP 決算 関西フードマーケット 傘下3社は減収減益 イズミヤと阪急オアシス合併後も屋号は維持

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関西フードマーケット 傘下3社は減収減益 イズミヤと阪急オアシス合併後も屋号は維持

2022.11.01
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会見する関西フードマーケットの林克弘社長=大阪市内

会見する関西フードマーケットの林克弘社長=大阪市内

会見する関西フードマーケットの林克弘社長(右)=大阪市内

会見する関西フードマーケットの林克弘社長(右)=大阪市内

(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

 関西フードマーケット(兵庫県伊丹市)は1日、傘下の食品スーパー3社のうちイズミヤと阪急オアシスを2023年4月1日に合併させると発表した。阪急オアシスを存続会社とし、社名を「イズミヤ・阪急オアシス」(大阪市)に変更する。

 店舗の屋号はそれぞれ阪急オアシス、イズミヤを存続する。両社は22年4月に本社機能を一元化し、同10月には

店舗運営機能も統合した。合併により、人員の適正配置やエリア単位での店舗運営を加速させる。

 関西フードマーケットの林克弘社長は「屋号は維持するが、それぞれの店を屋号変更することはあり得る」とした。一方、残る関西スーパーマーケットについては、「この2年で、協業に向け設計図を作っていきたい」と述べた。

 一方、同日発表した2022年9月中間連結決算は、売上高が1849億4100万円、純利益が7億8700万円。統合後初の中間決算で前年比較はできないが、3スーパーごとにみると全て減収減益だった。

 通期予想は、今年5月予想比で売上高2・3%減、経常利益21・3%減、純利益39・5%減に下方修正。前年比で増収、経常増益は維持する。(広岡磨璃)