ひょうご経済プラスTOP 経済 黒大豆枝豆やホウレンソウ…規格外の野菜、破棄せず商品化 コープこうべ「消費者につなげたい」

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黒大豆枝豆やホウレンソウ…規格外の野菜、破棄せず商品化 コープこうべ「消費者につなげたい」

2023.11.27
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透明の袋に入れた規格外の黒大豆枝豆と通常品を持つコープこうべの吉田智子さん。規格外品はかごに盛り、色や形を紹介した=神戸市北区日の峰2

透明の袋に入れた規格外の黒大豆枝豆と通常品を持つコープこうべの吉田智子さん。規格外品はかごに盛り、色や形を紹介した=神戸市北区日の峰2

 生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)が、廃棄ロスなど食品産地が抱える課題解決に向けた商品展開を進めている。2021年の創立100年を機に設けた「コープNEXT100商品」。廃棄されてきた野菜を使った総菜など6品を開発し、今月には、生鮮初となる規格外の黒大豆枝豆を試験販売。購入者の反応も良いといい、今後も年4品ペースで新商品を販売する計画だ。

 持続可能な開発目標(SDGs)を実践したいメーカーと、産地との橋渡し役も担う。養父市のホウレンソウの外葉を使った「ちぎり揚げ」は、カネテツデリカフーズ(神戸市東灘区)と共同開発。不漁でイカナゴの高値が続く中、くぎ煮文化を残そうと、代用品として、ちりめんじゃこも販売した。

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