経済
東リ、10月にプライムからスタンダード市場へ 時価総額が基準下回るリスク
東京証券取引所プライム上場の内装材大手「東リ」(伊丹市)は23日、上場先を東証3市場の最上位プライムから、中堅企業向けのスタンダードへの変更を申請したと発表した。10月20日に移行予定。
同社は、昨年4月の東証の市場再編に伴い、上場基準以下でもプライムに移行できる特例を利用。だが、今年3月末時点で流通する株式の時価総額が上場維持基準を下回り対応を協議してきた。直近の試算では基準を超えていたが、事業環境や外的要因で下回るリスクを踏まえた。9月末までの申請で上場審査を経ずにスタンダードへ移行できる経過措置を活用する。
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