ひょうご経済プラスTOP 経済 国産フルーツを冷蔵機能のないコンテナで海外輸送したら コスト減へ、神戸市などが実証実験

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国産フルーツを冷蔵機能のないコンテナで海外輸送したら コスト減へ、神戸市などが実証実験

2023.08.14
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7月の輸送実験では、香港に到着した時点で、処理を施していない右のブドウのみ傷み始めていた(神戸市提供)

7月の輸送実験では、香港に到着した時点で、処理を施していない右のブドウのみ傷み始めていた(神戸市提供)

 神戸市は、米穀卸大手、神明ホールディングス(神戸市中央区)傘下の事業会社、神明(東京)など6社と連携し、国産果物を冷蔵機能のない通常コンテナで海上輸送する実証実験を7月から始めた。食品の腐敗を遅らせる技術と断熱機能の高いボックスを使った輸送方法で、冷蔵コンテナよりコストが低く、価格競争力の向上が見込める。将来は、国内輸送にも転用し、トラックから二酸化炭素(CO2)排出の少ない鉄道や船舶への切り替えも狙う。

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