経済
手術支援ロボット「ヒノトリ」海外で初の承認申請 メディカロイド、シンガポールで グローバル展開へ第一歩
医療用ロボットメーカーのメディカロイド(神戸市中央区)は8日、国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」について、シンガポール政府に薬事承認申請したと発表した。海外での申請は初めて。グローバル展開に向けた第一歩となる。
シンガポールには2022年10月に現地法人を設け、承認の取得や販売に向けて折衝を始めていた。同国では日本で得た承認の一部が使えるといい、政府の審査次第だが、メディカロイドは「23年度中に承認を受けて発売したい」とする。
ヒノトリは20年に日本の承認を受け、国内販売を始めた。米国には15年、ドイツには20年に現地法人を設け、承認申請に向けて活動を続けている。(高見雄樹)