ひょうご経済プラスTOP 経済 山陽百貨店1階に「南館」新設 姫路初「ビームス」など3ブランド出店 バスターミナル跡に28日オープン

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山陽百貨店1階に「南館」新設 姫路初「ビームス」など3ブランド出店 バスターミナル跡に28日オープン

2023.04.07
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山陽百貨店に新設する南館(左側)と、改装後の東西通路のイメージ(山陽電気鉄道提供)

山陽百貨店に新設する南館(左側)と、改装後の東西通路のイメージ(山陽電気鉄道提供)

 山陽電気鉄道(神戸市長田区)は7日、子会社の山陽百貨店(兵庫県姫路市)を改装し、1階に約980平方メートルの「南館」を28日に新設オープンすると発表した。姫路初出店のセレクトショップ「ビームス」など3ブランドが入る。

 山陽電鉄は昨年3月、同百貨店本館の一部やオフィスなどが入る「山陽姫路駅ビル」を神姫バス(同)から取得。南館は、同ビル1階の神姫バスターミナル跡で、昨年11月に着工していた。投資額は非公表。

 ビームスの店舗は傘下の複数のレーベル(ブランド)を扱い、衣料や雑貨を展開する。他に、スニーカーの上位モデルやスポーツアパレルを扱う「ABCマート グランドステージ」も姫路へ初出店。アパレルの「ラコステ」も登場する。

 山陽姫路駅のコンコースと南館をつなぐ東西通路も改装し、姫路市鳥のシラサギの羽をイメージしたデザインを取り入れるという。山陽電鉄は「歩きたくなる姫路の中心市街地づくりに資するとともに、駅周辺のにぎわい創出を目指す」としている。

 山陽百貨店は今年で開店70年。現在は、いずれも地下1階~地上6階の本館と西館があり、営業面積は計約2万8千平方メートル。(広岡磨璃)