経済
国産初の手術支援ロボット「ヒノトリ」 消化器外科、婦人科手術も保険適用対象に
医療用ロボットメーカーのメディカロイド(神戸市中央区)は、国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った消化器外科と婦人科の手術が、保険適用の対象になったと発表した。従来の適用範囲は泌尿器科に限られていた。
昨年12月1日から適用された。ヒノトリによる消化器外科と婦人科の手術は、昨年10月に厚生労働省が承認。11月以降、国内の大学病院で胃がんや大腸がんの切除手術、子宮体がんを摘出する手術などが始まっている。
同社は川崎重工業(同)とシスメックス(同)が共同出資して2013年に設立した。ヒノトリの開発を担当し、製造は川崎重工、販売はシスメックスが担っている。