経済
タンザニアの孤児に届け!「おいしい支援」 リンゴスイーツ販売収益の一部を寄付 ホテルオークラ神戸、12月まで
ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)が、リンゴのスイーツやカクテルを販売した収益の一部を、アフリカ・タンザニアの孤児支援に充てるチャリティーイベント「りんごフェア」を12月4日まで展開している。開業33年の今年から展開する社会貢献活動「スマイルプロジェクト」の第1弾。
長野県のリンゴ農園で働く同国出身の小林フィデアさんの活動を支援し、同園のリンゴを使う。フィデアさんは結婚後、夫の実家の同園で栽培に従事する。母国の子どもたちを支援するためNPO法人を設立し、孤児院を建設・運営する現地団体と連携。学業や技術習得といった自立を目指す活動もサポートする。同ホテルは、顧客を通じてフィデアさんと出会った。
スイーツのほか、デザート付きランチ、カクテルなど館内3店で月限定を含む約15種を提供。価格のおおむね1割をフィデアさんの活動に寄付する。果肉や果汁を使い、見た目もリンゴに似せたかわいらしいスイーツなどがそろう。阿部慶浩副総支配人(59)は「かわいい、おいしい、をきっかけに孤児支援に関心を寄せてほしい」と話す。
カフェレストランカメリアでは、パン「ブリオッシュ ポンム」380円、10月限定のムース「ポンム ツガル」750円などを販売。予約が望ましい。同店TEL078・333・3522
(広岡磨璃)