経済
対岸のスタバから、ドローンでドリンク届けます 神戸港で一般販売の実証実験始まる
ドローンで神戸港の空を飛んだドリンクはいかが-。注文後に作った飲み物を神戸ハーバーランドからポートアイランドまで運び、一般販売する実証試験が11日に始まった。ニーズなどを検証し、来年の商用化を目指す。11月3日まで。
兵庫県と新産業創造研究機構(NIRO)のドローン社会実装促進実証事業として、新興企業トンプラ(新潟市)や吉富運輸(神戸市西区)などが行う。
注文は、料理宅配「出前館」に会員登録し、注文サイトにある「スターバックスコーヒー神戸ハーバーランドウミエ モザイク店」の約30種の飲み物から選ぶ。受注後、同店でドリンクを作り、吉富運輸の担当者が岸壁まで運んでドローンに搭載。ドローンで約2キロ南東のポーアイしおさい公園まで約3分かけて運び、スタッフが客に手渡す。
同公園での受取時間は、毎日午前11時45分から50分おきに計5回。1回の飛行で先着1組、計4点まで注文できる。届け先を同公園(神戸市中央区港島1の2の4)に指定し、現地で受け取る。価格は店頭価格のほか、手数料50円前後が必要。注文は利用各日の午前10時半から受け付ける。
実証は毎週日曜と10月29日、強風や大雨の日は休み。同12日は午後1時25分以降の到着分のみ受け付ける。(大島光貴)