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自動車用ホース製造のニチリン(兵庫県姫路市)は22日、米国子会社が外部から不正アクセスを受け、同社のサーバーが身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染したと発表した。
ニチリンによると、現地時間の14日朝に感染を確認後、速やかに同子会社のネットワークを遮断。ニチリンと他のグループ会社には感染がないことを確認した。同子会社では生産管理システムも停止して手作業で生産・出荷に当たり、顧客への納品に支障がないよう努めているという。
ニチリンは、業務復旧に向けた作業を優先しており、不正アクセスの原因や情報漏えいなどの影響調査には時間を要するとしている。(大島光貴)