経済
ニッケ新社長に長岡氏昇格 富田氏は会長に
ニッケ(本店・神戸市中央区)は14日、富田一弥社長(62)が代表権のない会長となり、長岡豊取締役常務執行役員(60)が社長に就くトップ人事を発表した。いずれも2月25日付。2026年の創業130年に向けて経営陣を刷新する。
富田氏は積極的な企業買収を主導し、グループ会社が単体で利益を確保する体制を構築。商業施設の運営にも注力した。長岡氏は技術畑を歩み、糸の製造技術の開発などに携わり、印南工場(加古川市)の工場長などを歴任した。
同時に発表した21年11月期連結決算は、電子商取引(EC)向けの寝装品や生活家電などが好調。純利益は過去最高となった。22年11月期は増収・最終減益を見込む。(塩津あかね)
【長岡 豊氏(ながおか・ゆたか)】岐阜大工卒。84年ニッケ。岐阜工場長、印南工場長などを経て20年から取締役常務執行役員。大阪府出身。