※応募総数 321点
和田康男
加東市の播磨中央公園(11月26日)
秋真っ盛りの景色の中、幼子2人の笑顔を引き出そうと、思い切り跳び上がる男性。温かな気持ちにさせられる要素が詰まっています。(キヤノンEOSR5マークⅡ 24~240ミリ 絞りf6・3 250分の1秒)
中村秀太
播磨町の東播磨港(10月23日)
かなり重厚な海外の貨物船ですが、まさに釣り上げられそう。巧みなレンズワークでポップな世界に仕立てました。(ニコンZ5 180~600ミリ 絞りf5・6 250分の1秒)
有馬茂樹
福崎町(10月12日)
まるでファッションチェックのポートレート。無駄のない装いに、祭りに対する意気込みが静かに伝わってきます。(キヤノンEOSR6 50ミリ 絞りf2 シャッターオート)
川口勉
神戸市垂水区(11月3日)
あかね色に暮れていく空を背に、明石海峡大橋を渡っていく雲の列。幻想的な瞬間です。(キヤノンEOSR 24~105ミリ 絞りf5.6 6分の1秒)
三木操
相生市の「かがしロード」(11月8日)
ジブリ映画のあの世界に、少し不安げに入り込んでいく姉妹らしき2人。何か新たな物語が始まりそうです。(キヤノンEOSR6 24~105ミリ 絞りf4.5 3200分の1秒)
阿部洋子
尼崎市の武庫川髭の渡しコスモス園(11月6日)
オレンジ色のコスモスとドクターイエローのコラボ。撮影者の背中が熱を物語っています。(オリンパスOM―D E―M5マークⅢ 14~150ミリ 絞りf7・1 1600分の1秒)
円山嗣夫
明石市の皿池(11月20日)
サギたちのアクロバティックな攻防。必死な表情とポーズに目を奪われます。不意打ちでしょうか、水しぶきも効果的。(ソニーα9Ⅱ 200~600ミリ 絞りf8 1000分の1秒)
掛橋利道
姫路市(11月17日)
空に巨大なカマキリ襲来。水分を求めて入ったみたいですが、太陽を透かすことで特撮のようになりました。(ニコンD750 28~70ミリ 絞りf18 4000分の1秒)
中間弘久
姫路市広畑区(11月11日)
夕日に照らされながら自転車に乗る少年たち。奥行きのある線路上の構図で、ドラマチックに仕上がりました。(ニコンD5500 200~500ミリ 絞りf5.6 シャッターオート)
西尾秀己
宍粟市の宝殿神社(11月3日)
緊迫の立ち合い場面。行司さんが一番張り詰めています。天下泰平をもたらしてくれそうです。(ソニーα7Ⅲ 24~105ミリ 絞りf11 250分の1秒)
梅津郁朗
伊藤賢治
位田靖志
黒坂薫
山内勝
及川健作
市嶋久資
辻本晋
加藤誠司
山本喜一
大谷稔彦
銀崎宜広
白石正春
春名サトミ
福田侑平
清光静枝
西川浩美
鳴滝塁
藤原智恵
平井研爾
被写体との距離
ご存じの通り、人間社会のあれこれを報じる新聞写真に人物は欠かせません。花や紅葉のスケッチでも、現場でお声がけしながら撮影に臨みます。人が通らないところでは―。待ち続けます。やっと誰かが現れた時、私の目はどこかギラギラしていることでしょう。
近所の子どもらの日常を撮り続けていた写真家は、木村伊兵衛賞を受けたスナップ写真の作品で、一人一人、保護者らを探し出して、許可取りをしたと聞きます。ものすごい胆力。一度、撮影場面を見る機会があったのですが、エネルギーに満ちていました。
今月の応募作は季節柄、紅葉や秋祭りが多く、美しい景色、勢いのある場面で楽しませてもらいましたが、もう少し人に寄っていたらもっと良くなるのに、と思う作品がありました。一方、声かけして被写体に近づいているであろう写真からは、奥行きと物語性を感じました。
写真を撮るという行為は一人でも成り立ちますが、少し積極性と勇気を持って被写体との距離を縮めた時、仕上がりが違ってくるとともに、世の中の見え方も広がるような気がしています。
(映像写真部 長嶺麻子)